世界のムシ業界を震撼させたニュース 先月末に世界の昆虫産業をざわつかせるニュースがあり、それは世界最大の昆虫用生産工場を持つフランスの昆虫ベンチャーYnsect(インセクト)社が民事再生手続きを申請した、と言うもの。 www.ccijf.asso.fr Ynsectは11…
この記事ではアメリカミズアブのチカラをヒトと自然をつなぐ裏庭インフラとして利用と、それに欠かせないニワトリについて書いてみます。 私たちが自然の恵みを享受して社会生活を過ごす一方、その恵みを与えてくれる生態系の豊かさを保つためのしくみやつな…
アメリカミズアブ を使ったメリアブコンポストシステム(ウジコン)のアウトプットであるウジ糞を含む生成物(ほとんどの文献等でこのウジコン生成物を昆虫排泄物の一般総称であるFrass(フラス)と呼んでいるようななので、”フラス”と呼ぶことにします。)…
国連エコシステム回復の10年、知らぬ間に始まっていました。 www.decadeonrestoration.org www.youtube.com メリアブシステムが一体何の役に立つのか調べごとをしているうちに浮かび上がってきたのは、以前の備忘録でも触れたメリアブの本業である土壌分解者…
一般市民レベルでのアメリカミズアブ の利用の可能性を探るためにケルマーナガーデンズで場所を使わせてもらってから、そもそもこれに一体何の意味があるのか考えながら時間が過ぎておりました。 そもそもの自分の経験に立ち返ればそのどうしようもない生ゴ…
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); ニュージランド航空(Air NZ)がNeste社ブランドのサステイナブル航空燃料(Sustainable Aviation Fuel:SAF/サフ)を導入するという記事が出ていましたが、その燃料の原料が基本的にはアメリカミズアブの…
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); デジタルインパクトメディア「5Media」のEco anxiety(エコ不安症)に関する記事を読んでコミュニティーでの小規模メリアブファームがその対処ツールになりそうな気がしたので備忘録的にまとめてみます…
2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「カーボンニュートラル」、脱炭素社会の実現を目指すことが人類の当面の共通したゴールとして設定されて久しいのですが実際私たち庶民は何ができるのでしょうか。 ondankataisaku.env.go.jp 目に見え…
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); " data-en-clipboard="true">メリアブ関連のメディアを散見しているとこれまでは食品や農産業から排出される産業有機廃棄物を有効利用した持続可能な代替飼料生産という視点での記事がほとんどであった…
今後飼料として生産されるメリアブを含む双翅目(ハエ目)のウジに関する記事に、産業化に際して考慮されるべき点としてMyiasis(ハエ幼虫症・蝿蛆症)の発生、との記述があった。 そこでこのハエ幼虫症とは一体何の事か調べてみると静岡のお医者さんのブログ…
引越したため今では自転車で家から20分かかるのだが、以前住んでいた場所からなら徒歩5分のところに設立1981年のオーガニックコミュニティガーデン: ケルマーナ・ガーデンズ(Kelmarna Gardens、以下KGと略して表記)がある。 www.kelmarnagardens.nz K…
ケルマーナガーデンズのソイルファクトリーが週一で回収するご近所の生ゴミはいわゆるホットコンポスト方式で処理されるわけだが、そぞろ持ち込まれる分は金曜日の仕込みまでコンポスト箱脇に設置されたプラバケツに一時保管される。 観察しているとメリアブ…
市による家庭生ゴミの個別回収 2019年12月5日付けでオークランドカウンシルは2021年の10月から20年間オークランド広域都市部における個別家庭生ゴミ収集と処理業務の委託契約をEcoGasLtdと交わしたと発表した。 ourauckland.aucklandcouncil.govt.nz EcoGas…
日頃お世話になっているKelmerna Gardensには、近所の学校からガーデンにやってきて見学やら作業体験をするプログラムがあり、週何回かグループで虫眼鏡やらノートを持った小学生がワイワイやってくる。 その見学コースの中にミミズコンポストと並んで働く昆…
このブログを訪問してくださりありがとうございます。 長い間更新できずにおりましたが以下のアドレスに引越しまた更新して参りますので引き続きよろしくお願いいたします。 https://urbanwholebugs.com/ 追伸: いろいろありこのサイトをまたしばらく利用し…
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 飼料産業情報のポータルサイトFeedNavigator.comの記事によると、 ブレットテクノロジーと呼ばれるメリアブの幼虫を容易に保存、輸送する技術がJeff Tomberlin と彼のリサーチチームによりテキサスA&M…
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); オランダ王国農業・自然・食品安全省(Ministry of Agriculture, Natue and Food Quality)の独立諮問機関であるThe Dutch Council on Animal Affairs (Raad voor Dierenaangelegenheden, RDA、オランダ動…
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 北米でメリアブの飼料としての扱いを巡る法整備に動きが加速している模様。アメリカ国内の有害食品・薬品の調査・摘発を行い、消費者保護の権限を担っている政府付属機関アメリカ食品医薬品局 (FDA:Foo…
いわゆる冬の間に人工的な環境でメリアブの羽化、交尾、産卵を試みようとして早いく年月。 購入したラブライトもなんとか一応入れ物に設置しあとは冬眠中のメリアブウジたちを叩き起こして羽化してもらうだけ。 選んだ元気な300匹のウジたちを土の入ったトレ…
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 以前海外のメリアブを利用した生ゴミ処理施設で生ゴミを餌として与える前に発酵させているという記事を読んだことがあった。 いくらメリアブのうじ虫が食いしん坊だとは言え、餌として生ゴミを利用する…
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); そういえば日本の蛆史に残る日、それは2016年10月7日である。学名Hermetia illucens、和名アメリカミズアブが植物防疫法で定義する「直接又は間接に有用な植物を害する有害動物』ではない、と日本国の農…
ライト届きました。 10日にオーダーして届いたのが一昨日16日だったので約2週間。 荷物のトラッキングできるリンクをもらっていたので見てると国を出るまでにおよそ10日かかった模様です。 50W仕様だけど重さ1.8kg、思ったよりごつい。 この仕様は…
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 昆虫食のススメの何故様々な方面でこのアメリカミズアブ の蛆虫をはじめコオロギやミールワームなどの昆虫を将来的に人類のタンパク質原料として捉え、「昆虫ビジネス」への大手企業の参入やスタートア…
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); アメリカミズアブ が活発に餌を食べ成長し、繁殖するためには気温20−30度の暖かさ、適度な湿度(80%以上)と午前中(8−12時)の日光と言われているので実際になんらかの理由で通年飼育しよう…
この虫を如何に人工的な環境下で飼育し得るかという問題についてオンライン上には様々なフォーラムや学術的な研究成果が多く出てきており、基本的な飼育環境については要するに明るく温暖で適度な湿度があれば良い、ということになっている。 すなわち、いわ…
アーバンファーマーのススメ 蛆虫を飼育する、など聞くとかなり意味がわからないが、この蛆虫の生態と役割を理解した上で実際に直接その有用性に触れる機会があると以外にスッと受け入れられたするのではないだろうか。 我が家の場合ことの始まりは自分の長…
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 我が家のミミズコンポスト容器に湧いたウジがWEB上で散見されるそれだと知って調べ物をしている内に生きたメリアブのウジがフェニックスワームという名で米国で販売されていることを知り、ヒョとすると…
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 数年前に家で使っているここニュージーランドが誇る脱近代デザインのミミズコンポストHungry Bin(ハングリービン)に大量のウジ虫が湧いて始まったこの一連の調べ事の経過と所感の備忘録として一応まと…